本日、高畑裕太が釈放された。
その後、高畑裕太の弁護士からということで、マスコミにファックスが流されたが、その文章を読んで、この女弁護士 渥美陽子は正気か?と思ってしまった。
ボクは法律に関しては素人なので、玄人の方からこんなのは良くあることだよ、と言われたら「へえ、そうですか」と返すしかないのであるが、今ひとつ釈然としない。
その釈然としない内容を書きながらまとめていきます。
2016年9月9日に起こったこと
事実をまとめると、以下のようになる。
- 被害者と高畑裕太の示談が成立した
- 高畑裕太は起訴されずに、釈放となった
- 1.2にも関わらず高畑裕太の弁護士が、被害者の名誉を傷つけるようなファックスをマスコミに流した
- 所属事務所が高畑裕太を解雇した
1. 被害者と高畑裕太の示談が成立
被害者と高畑裕太の示談が成立したのは、確か検察からの発表なので、これは事実なのだろう。
とすると、一般的には高畑裕太にも悪い点はありましたので、その部分はこのお金で解決させてもらえないでしょうか、と弁護士を通じて高畑側が被害者側にアプローチしたのであろう。
そうでなければ、被害者側が一方的に「いくら渡してくれたら、強姦の告訴は取り下げてやるよ」と通告して、それに高畑側が従ってお金を渡したか。
この示談の成立については、どういったケースでも納得できる。
というのも、この事件で裁判が行われても加害者も被害者も良いことは一つもないからである。
逆に裁判が終わるまで今のお祭り騒ぎが続いてしまい、被害者も安心して生活できない危険がある、という意味で示談は想定内である。
2. 高畑裕太は起訴されず釈放
今回の逮捕容疑は、強姦致傷罪であったはずである。
強姦罪は、相手の告訴が必要な親告罪であるが、強姦致傷罪は当事者の告訴がなくても罪になる重大犯罪である。
これは単なる傷害罪と思えば納得できるが、1.チンピラが殴って人をけがさせた、2.悪い悪いやり過ぎたと笑いながら10万円被害者に渡した3.示談が成立したので逮捕しなかった、というような流れになっては法律など意味が無くなってしまう。こういうことが起きがちなだけに、強姦致傷も同じ扱いとなっているのである。
ただ、本来であれば、被害者と加害者が示談しようがどうしようがこの傷害部分の罪はなくならないはずである。
唯一思いつくのは、傷害部分が指や手首への「本当に軽い」ケガで、裁判で致傷扱いにされるのかされないかが微妙だった場合。
示談が成立したこともあり被害者が検察に非協力的になる可能性もあり、致傷は諦めた、ということは十分にあるだろう。
第一、軽いケガなら手や指を自分で壁に叩きつけて医者に行けば、1~2週間程度の診断書は書いてくれるものである。
示談が成立、被告人側が無罪を主張なんていったら、その程度のケガであれば裁判官に取り上げてもらうのはむずかしいかもしれない。
ということで、これも示談が成立したうえでは想定内である。
3. 高畑裕太の弁護士がファックスをマスコミに流した
一番、意味が分からないのがこのマスコミへのファックスである。
全文を載せる(赤文字は当ブログ筆者)
今回、高畑裕太さんが不起訴・釈放となりました。
これには、被害者とされた女性との示談成立が考慮されたことは事実と思います。しかし、ご存じの通り、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情がない限り、起訴は免れません。お金を払ば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません。一般論として、当初は、合意のもとに性行為が始まっても、強姦になる場合があります。すなわち、途中で、女性の方が拒否した場合に、その後の態様によっては強姦罪になる場合もあります。
このような場合には男性の方に女性の拒否の意思が伝わったかどうかという問題があります。伝わっていなければ、故意がないので犯罪にはなりません。もっともこのようなタイプではなく当初から脅迫や暴力を用いて女性が抵抗できない状態にして無理やり性行為を行うタイプの事件がありこれは明らかに強姦罪が成立します。違法性の顕著な悪質な強姦罪と言えます。
私どもは高畑裕太さんの話は繰り返し聞いていますが、他の関係者の話を聞くことはできませんでしたので、事実関係を解明することはできておりません。
しかしながら知りえた事実関係に照らせば、高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く、少なくとも逮捕時報道にあるような電話で「部屋に歯ブラシを持ってきて」と呼びつけていきなり引きずり込んだなどという事実はなかったと考えております。つまり、先ほど述べたような、違法性の顕著な悪質な事件ではなかったし、仮に、起訴されて裁判になっていれば、無罪主張をしたと思われた事件であります。以上のこともあり、不起訴という結論に至ったと考えております。
ボクの釈然としない気持ちは、単なる弁護人が何で示談している被害者の感情を逆なでするようなことをするのか?ということ。
ひいては、こういう文章をマスコミに流すことを知っていても被害者は示談してくれたのか、ということ。
この文章と不起訴をきっかけに、ネットやマスコミを中心に被害者バッシングがはじまり、示談した被害者の「三次被害」にはならないのか、ということ。
今回の件は、高畑裕太が悪かったのか、被害者側に悪意があった事件なのかは正直ボクには分からない。
ただ一つ言えることは、「示談にした」結果として「不起訴を勝ち取った」のだから、その後被害者側を悪く言うような言動は弁護士は慎むべきじゃないか、と思うのである。
見た感じ、渥美陽子 氏はまだ若い女弁護士さんで、経験も7~8年ぐらいのようだから正義感にあふれまくっているのは想像できる。
弁護士しか知り得ない情報もあるので、もしかしたら「被害者側に」怒っているのかもしれない。
しかし、だからといって、示談した相手に世間の非難が向けられるような言葉を浴びせてしまっては弁護士としては失格ではないだろうか。
あくまで渥美陽子弁護士が無罪を主張したいのであれば、高畑親子を説得して裁判まで持って行って主張するか、もともと示談前提の仕事を受けなければ良かったのである。
4. 所属事務所が高畑裕太を解雇
もし、渥美弁護士が完全に高畑のえん罪を証明できるような状態であったとしたら、(1)同日付で所属事務所が高畑裕太を解雇する理由はない。
これが釈放時の高畑の写真です。
大きな声でやけくそ気味に挨拶はしたものの、反省している様子は感じられませんでした。
(2)「被害者に一言」と報道陣から言われると、メンチを切って睨んできたきたそうです。
上記2つのことを考えると、弁護士が言い訳みたいなファックスをマスコミに流したのはえん罪と言い切れる証拠もないまま、クライアントである高畑裕太の言葉をそのままアナウンスしたのではないかと、ボクは考えます。
渥美女子には弁護士の品位をもっと考えた方がいいですよ、と伝えたい。
高畑裕太が芸能界に復帰することが二度と無いことを望みます
(繰り返しになりますが、法律のプロからこんなのは良くあることだよ、と言われたら渥美先生に「すみません」と謝るしかありません by HeHO)