GJ-週刊文春 7/20号 JASRAC料金徴収の闇

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管理人です。

このページは2017年7月13日発売の週刊文春 7/20号を読んで、面白かった記事にコメントしています。

週刊文春 7月20日号(0720)

1位 JASRAC“コワモテ会長”と対決60分

記事で問題にしているのは大まかに次の2点

  • 料金徴収と分配の流れに長年疑念がつきまとう(徴収するものの著作権者までお金が回っていない)
  • 官僚と政治家とつながりが深い(理事長が政治家のパーティー券購入など)

徴収と配分に関しては、ミュージシャン、ファンキー末吉氏もライブ時に使用料を払っているのに、分配金を受け取ったことがないと証言する。

JASRACは音楽著作権に関してかなり細かい金額までも徴収するが、著作権者にお金がいかないということがよくある、という記事を読んだことがある。

あくまでJASRACは料金徴収の仲介業者である以上、取ったお金は少額でも権利者に分配すべきだし、そうでなければ徴収してはいけないのではないかと思っている。

もう完全に記事とは離れているのだが、JASRACの収入推移をまずみてほしい。

ほぼ横ばいで収入を維持している。

それでは次にCD販売枚数。金額の推移である。

CD売上げは2007年~2016年までで40%減である。

では音楽配信でのダウンロードは伸びているのかというと、管理人調べでは同時期比較金額ベースで20%減となっている。

これから導き出せる結論は、JASRACはこの大きすぎる収入減を補うために、音楽教室やら葬式場やら徴収販路を無理矢理拡大しているのである。

もともと官僚の天下り先だったJASRACには、収入規模に合わせた組織運営というものができないし、寡占(ほぼ独占)状態なのでやる気も無い。

徴収拡大の販路は零細飲食店が多いが、払わないところは裁判対応する。

裁判になれば最低30万円はかかるので、請求された先はもう払わざるを得ない。

ルールはJASRACが作る、という態度なのだ。

更に問題なのが、「そちらの飲食店では音楽を流していますが、その分の料金を支払ってください」というような文面のざっくりとした請求を送りつけるが、必ずしもJASRAC管理の楽曲をしようしているかは確認しないで書面を送りつけるという。

寡占状態といっても、JASRACに委託していない著作権者もいるし、海外でしか発売されていない曲もあるわけであり、その販路拡大方法は限度を超えている。

政治もぼうっとしていないで、有識者会議でも開いて明確な徴収範囲を規定したらいいと思うが。

こんな手前勝手な組織運営許せますか?



2位 松居一代「虚飾の女王」

松居一代は怖いよね、サイコだね、という話はよく聞かれるが、そっち方面にばかり話がいってしまい、あれきっかけは何だったっけ?という人も多いと思う。

この記事によれば、故・川島なお美さんと船越が付き合っていたことを「松居一代の開運生活」で暴露したことで船越が激怒。

そのことについて松居が船越に謝罪の手紙を今年4月に送っている。

「私の人生はあなたがいないと意味がないのです」「もう十二分に反省をしました」とひたすら反省の弁をしたためている。

もちろん暴露事件以外にも長年のDVや暴言があったらしいが、暴露を責める船越に「死んだ女がどうなろうと関係ない、私の本が売れればいいのよ」と言いはなつ女を妻とは呼びたくないだろう。

そして、この(おそらく不本意な)謝罪の手紙をもってしても離婚が不可避と知ったため、彼女は先手を打つ意味で暴露をはじめたとのこと。

記事には写真も載っているが、船越のマンションの玄関に船越家の仏壇と、紙袋に無造作に入れられた船越の両親の位牌が乱雑に放置されていたという。

他人の死や、それを悼む人の気持ちというものをないがしろに出来る松居氏はやはりすごい。

松居の長男は、最近船越を叱責したと言うがその言葉が全てを表しているのかもしれない。

「なんでもっと早く離婚しなかったんだ!」



3位  原色美女図鑑 上白石萌音

本誌発売の前日12日にオリジナルファーストアルバム「and…」をリリースした上白石萌音の巻頭5ページの写真特集である。

歌番組がめっきり減ってしまった昨今、アルバム発売前後のプロモーションに週刊文春やNHK「うたコン」を利用できる上白石はちょっと大物感が漂う。

ひとえに、昨年大ヒットした『君の名は。』で主人公の声優を担当したのも大きいと思うが、彼女自身の伸びしろを周囲が期待しているんだと思う。

実はボクの部屋の中でも、発売日の昨日jから『and…』を繰り返しかけて聴いている。

Apple Musicに加入している人なら無料で聴けますし、加入していない人なら3ヶ月お試し(継続しないことも可)できます。

でも本当は、CDを買ってもらった方がいいですねw

4位 祝2000回 和田誠「表紙傑作選」- 週刊文春

和田誠氏というのは、週刊文春の表紙のイラストを描いている人であり、平野レミさんの旦那さんです。

2000回、一度も休まずに表紙を書き続けるというのはものすごいことで、年数にして40年以上とのこと。

それだけに寄稿してくれている人もスペシャルで、村上春樹、阿川佐和子、東海林さだお、三谷幸喜、平野レミとならぶ。

特にリアルタイムで接する村上春樹の文章っていつ以来だったかな?

彼の寄稿で、よく村上氏の作品にイラストを提供していた安西水丸氏が亡くなっていることを知った。

和田さんは長生きしてくださいね。

上の画像が第1号の表紙で、一番上の今号表紙と見比べてみてください。

同じトリですよ。

 

(週刊文春 7/20号 目次)

・原色美女図鑑 上白石萌音
・CATCH UP
・安倍首相にNO!
・松居一代「虚飾の女王」
・フジの独裁者「日枝礼賛テープ」
・JASRAC“コワモテ会長”と対決60分
・野球の言葉学 真中満 東京ヤクルトスワローズ監督
・飯島勲の激辛インテリジェンス(197)
・それでも社長になりたいあなたへ(14)宋文洲
・THIS WEEK
・この人のスケジュール表 島田歌穂、レイザーラモン、外間光貴
・夜ふけのなわとび 林真理子
・いまなんつった? 宮藤官九郎
・考えるヒット 近田春夫
・人生エロエロ みうらじゅん
・週刊藝人春秋 Diary 水道橋博士
・タンマ君 東海林さだお
・ぶらりわが街 大人の散歩 離島編
・新・家の履歴書 YOU
・日々我人間 桜 玉吉
・川柳のらりくらり 柳家喬太郎
・てこずるパズル
・0から学ぶ「日本史」講義 出口治明
・言霊USA 町山智浩
・泥濘 黒川博行
・ツチヤの口車 土屋賢二
・ミルク・アンド・ハニー 村山由佳
・沢村さん家のこんな毎日 益田ミリ
・ヘンな食べもの 高野秀行
・見もの聞きもの
・文春図書館
・時々砲弾 宮崎哲弥
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・米独立記念日にICBM金正恩が狙う「トランプの首」
・西田敏行中傷ブログで書類送検された面々のプロフィール
・伊藤理佐のおんなの窓/読者より/表紙はうたう(和田誠)
・男の肖像 パワーレンジャー
・CATCH UP
・祝2000回 和田誠「表紙傑作選」

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