週刊現代 9/15号 石破茂の身の振り方
そこまでやるか!?自民党「総裁選要項」で露骨な石破封じ
すっかり安倍総理の勝利が確定した雰囲気のある自民党総裁選である。
話題の中心は、石破氏の負け方に移っており、誰も石破氏の勝利を唱える者はいない。
国会議員票は(小泉進次郎の動向はあるが)固まってしまったので、残るは地方票をどれだけ石破茂が獲得できるか。
そしてその結果によっては、次のような形で石破の処遇が決まる。
- 意外と検討した場合→次の総裁の芽を残し、閣僚ポストぐらい与えられるかも
- 全体で3割に満たない場合→普通に自民党で干され石破派は実質的に解散
そして後者の場合、自民党で丸焼きにされるか、出て行って野党の幹部として彷徨うか、とみじめな末路が待っている。
現職総理に挑む総裁選とは本来、そういうもの!と知ったかぶりをしてみるが、小渕元総理にかかっていった加藤紘一などを見たらそれはハッキリしている。
戦う前から報復を批判するような石破茂は総裁戦に出る資格すらないかもしれない。
そして現職総理に対立した候補者は必ず報復を受ける。
程度の差こそあれ、必ず、である。
そうしないと求心力が保てないからである。
前置きが長くなったが、現職総理の強みを見せつけた形が記事になっていたので紹介します。
(週刊現代から引用)
8月27日の「総裁選挙管理委員会」で配付された資料(要項案)に、議員からは失笑が漏れた。
「安倍さんと石破さんの 一騎打ちなのに、中立性をタテにして、選挙運動がとことん石破さんに不利になるように作られているのです」(無派閥議員)
まあ、社長に歯向かう平社員みたいなものだから、周囲が安倍首相を気遣ってもおかしくないわね。
具体的に何が書いてあるかというと次の通り。
- 街頭演説会が5回(前回17回)、討論会はわずか3回
- メディア出演規制 → 特定の候補者に限った企画は不可と報道機関にお願い
- インタビューなどメディアに出る場合には事前の届け出が必要
どれをとっても、悪くとれば悪くとれるし、当たり前と言えば当たり前のことばかりである。
街頭演説や討論会は、今回は現職の総理大臣である。並列の立候補者から一人を決める前回と違って当たり前。
メディア出演規制も、通常の選挙と同じと考えれば当然のこと。石破対策というよりも、メディアの(反安倍の)偏向対策が主だろう。
メディア出演時に事前の届け出が必要というのも当たり前の話。
現に石破茂のインタビュー記事など、ここ数週間のメディアにかなりの数載っている。
と、記事の否定ばかりしてもしょうがないが、記事の締めとして、露骨な石破対策には理由がある、としている。
それは、8月に自民党員に行われた情勢調査で石破氏支持が52.2%あったということ。
まあ、良くて善戦のこの総裁選、ボクは圧倒的な差で石破茂に負けて欲しいと思っている。
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