都職員が小池百合子を採点(前任都知事との比較)
都政新報とは、1950年に創刊された東京の自治体専門の新聞である。
この新聞社が都知事について、都職員を対象にアンケートを行った。
テーマは小池都政の1年目の評価。
小池都知事の点数と比較のために先任の知事の都職員の評価は以下の通りである。
- 小池百合子1年間の都政 46・6点
- 石原慎太郎1年間の都政 71・1点
- 舛添要一 1年間の都政 60点台
都庁にあまり顔を出さなかったという石原慎太郎や、”あの”舛添要一よりも都職員の評価は大部低い。
アンケートは8月15日に行われているようなので、国政進出後に行っていたならばもっと低い数字になっていただろう。
部下である都職員に全く評価されていない状況が伺える。
その理由は、最近聞き取った下記コメントからもうかがえる。
- (衆院選の応援のため都庁に滞在する時間が少なく)「知事へのブリーフィングができないなど影響が生じている」
- 「知事に報告したくてもできない。『聞いていない』と言われたら論外だ。都政に軸足を置けばいいだけの話」(事業局の幹部)
- 「イベント以外の公務もきちんと取り組んでほしいものだ」(同)
- 「都政を踏み台にしようとしている知事の実績作りの手伝いをする気はない」(幹部職員の一人)
- 希望の党代表への就任を公表したとき、都職員の間には『やっぱりね…』という雰囲気が広がった
- 政治手法にも不信感が募っている
また、都政新報 編集長の後藤氏は次のように苦言を呈す。
地方行政の両輪は首長と議会だが、小池氏は都知事選で都議会自民党を批判し、当選した。本来なら協調すべき相手と敵対すれば都政は進まない。職員への信頼感も薄く、外部の特別顧問を優遇して政策を決める傾向がある。基本的な行政サービスは都知事不在でもできるが、新事業は小池氏の決裁がなければできない。小池氏には、希望の党代表を辞めて、都政に骨を埋める覚悟で臨んでほしい。そうすれば都職員の信頼も回復するのではないか。
人気取りのイベントには出るけれども、地味な公務はまともに行わない。スケジュールも自分優先で、勝手に国政の党代表に就任して、勝手にスケジュールを増やし、都庁にいないくせに、副知事決裁で案件を進めると「聞いていない」と文句を言う。職員も信用しておらず、外部の特別顧問だけ優遇する傾向がある。
ボクが小池氏を、あーこの人は何も分かっていないんだな、と思ったのは、桝添都知事時代に採用した東京オリンピックのボランティアユニフォームを変更し、それを成果として自慢したとき。
このユニフォーム変更が失敗したからといって、彼女の政治的なダメージは皆無であり、同時に成功してもなんの功績にもならない。
単にマスコミ発表しなければいいだけなのである。
要は知事の仕事ではないことでしか、仕事の成果をアピールできないのである。
(参考記事:GJ-週刊新潮 10/12号 小池百合子に 都政関係のダメ出し)
小池百合子の凋落
上記のアンケート結果でわかるが、東京都職員の中では小池百合子への落胆はとっくにはじまっていた。
しかし、衆院選公示まではマスコミが一方的に小池百合子の悪口を報じるところは無かったように思う。
風向きが変わったのは間違いなく、『排除します』発言をしたときからであろう。
これまで悪い自民党のオヤジたちと戦うけなげな女性の立ち位置で人気を得てきたが、上から目線の権力者(冷たい女帝)になってしまったのであるから、当然と言えば当然かもしれない。
そして、希望の党と小池百合子の人気は急落し、今では出る週刊誌、出る週刊誌、小池百合子、希望の党、都民ファーストの会の悪口ばかりである。
しかし、ボクが不思議なのは、なぜ、『全てをリセット』して希望の党を立ち上げ自ら代表になると宣言した時に国民が盲目的に受け入れそうになったのかということ。
というのも、ボクにとって『全てをリセット』発言は『排除します』よりも冷たく大きなインパクトがあったからである。
小池百合子の右腕とみられていた若狭氏をカンタンに『リセット』したことで、ああ、この人は本当に一人きりで仲間はいないんだ、とこの時に実感したのである。
と同時に、希望の党がうまくいくはずがないといことも確信に変わった。
いくら国民の人気を獲得して首相になったとしても、自身の周りが信念や主張を抜きにした利害関係の政治家だけでは官僚を操って国政を動かすことなどできないからである。
だから強い仲間のいない政治家はいくら人気があってもボクは信用しない。
小池百合子の政治的手腕
それではボクが思う、小池百合子の政治家像を列挙してみる。
- パフォーマンス能力がある
- 政敵の失敗に乗じるのがうまい
- 人を信頼しない
- 組織をマネジメントできない
- 自分の発した言葉の整合性は気にならない
- ディベート、批判的な質問に弱い
- 敵の数に上限は設けない
なかなか素敵な政治家ですねw
特に党首対談でみせたディベートの弱さは強烈である、というか全く参加しなかった。
小池百合子の今後を予想
まだ衆院選の投票前であるが、選挙後の小池百合子の動向を勝手に予想したいと思う。
まず衆院選は、立憲民主党に議席で抜かれて野党第2党となり、国民、都民、政党内の求心力はがた落ちとなる。
小池周辺の動き
希望の党、都民ファーストの会のほころび、穴が選挙後ますます拡大していくものと思われる。
希望の党内で求心力を高めるために旧民進党議員から党の代表者を選出し国政の表からは離れるが、数ヶ月以内に離党者がポロポロと出始める。
そしてこれは都民ファーストの会も同じ。
音喜多議員のように小池以前に都議だったものはポロポロと抜けていくだろう。
また小池の力が落ちたとみるや、公明党は国政進出の不義理を理由に都議会与党を離脱、自民とよりを戻す。
都民ファーストはチルドレンの1年生議員だけとなる。
この状況を見越して、豊洲の安全宣言が念頭にあることを19日にマスコミにリークしているが、時既に遅く、豊洲移転賛成派、反対派問わず、小池都政にノーを突きつけ、都政運営は難航を極める。
都知事から国政へ 再び
もともと実力もなく、実力のある取り巻きもいない小池は、東京都知事を満了前に投げ出さざるを得なくなる。
衆議院に欠員が出たときに、都知事を辞めて補選に出る。
希望の党から議員を辞めさせて、その補選に出るという噂もあるが、そこまで露骨にはやらないのではないかと思う。
この国政進出は、総理大臣になるためではなく都政運営から逃げ出すために行うので、何か適当なお題目をつけての出馬となるだろう。
そして弱体化はしている希望の党の党首となって、党がキャスティングボードを握れる日をじっと待つ状態で朽ち果てる。
こんな感じのシナリオでどうでしょうか?
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