管理人です。
2017年8月2日放送のおはよう日本でアメリカのパワーレンジャーを扱っていましたので、切り抜いてみます。
おはよう日本 8/2放送
日本へ逆輸入のヒーロー戦隊 ”パワーレンジャー”
番組中、メインで話をしてくれたのが、映画「パワーレンジャー」のエグゼクティブプロデューサー 鈴木武幸さん。
はじめ、アメリカでヒーロー戦隊ものを向こう向けの”コンテンツ”にするために、日米の違いでいろいろと苦労したという。
現地のスタッフがまず疑問を持ったのが「名乗り」。
5人のヒーローが、それぞれのスローガン?を言ってポーズを付けるあれ、が理解されなかったという。
名乗っている間に敵にやられちゃうじゃないか、という。
そういうボクも気が短い方なので、子どもの頃真剣に戦隊ものを見ていて、名乗っている間にやられちゃうんじゃ無いかと気が気でなかったことを思い出した。
先日の日曜でもアメトーークでもやっていたけど、名乗りは武士道や、歌舞伎につながるところがあるらしく、やはり無くなってしまっては味気ない。
というより、敵とゴチャゴチャ戦っている際も、誰が戦闘に参加しているのか分からなくなってしまう。
鈴木さんもアメリカ人スタッフを熱意で納得させたようだ。
次に問題にされたのが、ヒーローの数。
ヒーローは1人なんだから、「なんで5人もいるの?」って言われたらしい。
スーパーマンや、バットマンといったアメリカの人気ヒーロー
1人で戦うことが殆どでした。
5人で戦うという日本の戦隊ものが当初理解されなかったといいます
ところが、この5人のヒーローが大ヒットにつながりました
人種や性別も違う多様な主人公達が活躍する姿に共感が集まったのです
”こいつが僕だな”っていう部分が必ず5人の中にいると思うんですよ。
黒人が主役の時もあったし。そういう、黒人、白人、東洋人、中南米、
みんな集まってヒーローになっている。
それは今まで全くなかったわけですから、そこはアメリカ人としては
受け入れやすかったのかもしれないですね。
そして先月から公開された劇場版「パワーレンジャー」
登場するのはSNSがきっかけでいじめにあう少女、
他人とのコミュニケーションが苦手な黒人の少年、
そして母子家庭のアジア系の少年など、
今のアメリカ社会を象徴するような高校生達です。
彼らは強くなるために厳しいトレーニングを重ねます。
そして仲間との友情を深めながら真のヒーローになっていく物語です。
違う境遇の中で 少し少しみんなお互いを理解し合って
そしてヒーローになっていくという
そこの大事な部分を丁寧に丁寧に描いてほしいなと
それは注文したんですよ
逆輸入というかたちで日本に戻ってきましたけれど
日本の子どもたちも(映画を)見ると思うんですよね、夏休みの期間ですし
(作り手としては)どう楽しんでもらいたいですか?
これだけ力があってもやっぱり努力しなければ
ヒーローになれないんだっていうところを見て欲しいですね
ええ、簡単にはなれるもんじゃないんだと
そこを分かってほしいなって思いますね、ええ
左 日本初のヒーローがね、今やここまで”育ってる”感じがしますよねぇ
中 でも最初は相当、驚かれたんでしょうね、日本式のこの(ヒーローが)5人というものは
右 まあ確かにでも、名乗っている間にやられちゃうんじゃないかって思ってましたね、当時からね。
でもやっぱりあれ(名乗り)がないと、決まらないんですよね。
左 やっぱり子どもの世界です。そこは何とか夢を叶えてほしい、という鈴木さんの熱意が伝わったそうなんですよね
今なかなか外で遊ぶ機会が少ない子どもたちですけれども、こういうヒーロー戦隊のごっこ遊びを通して、友情をはぐくんで貰いたいと、鈴木さんは話していました。
いやあ、鈴木さん熱い人ですね。
最初に名乗りや、人数を削ってしまっていたら、戦隊ものは米国で1年持たなかったかもしれないもんね。
しかし、パワーレンジャーの制作費120億円って!
日本の映画制作にも回して欲しい、うらやましい金額です。
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