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週刊新潮 4/12号(0412)
「ビートたけし」独立問題の裏の裏「森社長」の悲痛な反論5時間
週刊新潮記事のポイント
- ビートたけしの独立問題に森社長が反論
- たけしが知らないうちに筆頭株主になっていたことの反論
- 役員報酬と従業員の高額給与についての反論
- 事務所の赤字に関する反論
ビートたけしの独立問題に森社長が反論
もともと森社長が週刊誌を使って反論する状況になったのは、たけしとの間では表面上無難に解決していた問題を、たけし軍団がテレビ上で都合の良い解釈で暴露したためであった。
ボクもそのたけし軍団の告発状?を読んだし、それを扱ったワイドショーも、それにタカや水道橋博士が語っていた言葉も聞いた。
そういう状態だったので、この反論記事が出るまでは正直、完全にたけし軍団の方が正しいと勝手に思っていた。
しかし、しかし、森社長の言い分を読んでみると、なるほどな、軍団がメディアで暴露するような話じゃなかったな、余計なことをしてたけしの立場を悪くしたな、という印象である。
たけしの主張
たけしの主張をおさらいしてみる。
(参考記事:ビートたけし 本人が語る「独立話」愛人?軍団?映画は?【週刊ポスト 4/6号】)
- 一番大事にしたいたけし軍団で食えない奴が出ている
- 一人の売れっ子も出せないほど営業もしていないのに、社員は高給取りである
- 自分がシャカリキに頑張って稼いでいる中、赤字になるというのは全体の給与の高さである
- 自分の知らないところで、森氏が筆頭株主になっている
たけし軍団で食えないやつというのは、おそらく井出らっきょで、年間100万円程度と言われている。
そんな食えないらっきょが地元に戻って、地場芸人として活路を見出さなくてはならない中、本来従の位置づけのマネージャー等のバックオフィス部分がぬくぬくと暮らしている。
一説では、20代の社員が1800万円もの高給をとっているという。
これではたけしが怒るのは無理のない話だ。
たけしが知らないうちに筆頭株主になっていたことの反論
ここから本誌の森氏の反論である。
当時の55%の大株主が日曜日に訪ねてきて、会社が危ないので買い取ってほしいとの話が持ち込まれた。
当時は商法上、会社の自己株式取得は認められていなかったので会社が買うわけにはいかなかったし、森氏個人では5000万円ものお金がなかった。
そこで、オフィス北野の金庫からお金を借りて、株を買い戻す形をとり、森氏の株式保有比率が65%になった。
株式を買い取ってから1週間もせずに、元の大株主は倒産した。
そしてこの件はたけしに報告して、それまで副社長だった森氏が社長に就任した(それまで大株主から社長を出していたため)
ここまで反論を読んだ段階での疑問。
何も森氏が株式を買わなくても、たけしに電話してどうしようかと相談もできたのではないか?
たけしと森氏が半分ずつ買い取れば株主のバランスも取れて、持ち株比率順位も変わらない。
と、あなたも思いますよね?
ところが、森氏から重要な事実が出されている。
それによると1992年2月24日付の取締役会議事録に、森氏への会社からの貸付と社長就任の記録が残っているというのだ。
ご存知の通り、たけしも取締役であるし、取締役会議事録には参加者の印鑑が必要である。
ということは、会社からの資金の借り入れ(当然目的も)をたけしも知っていたことになる。
もしくは取締役会議事録が完全な偽造であるか、だ。
ここで森氏の反論は続く。
たけしの奥さん幹子夫人も、3~4年前に確認したところ株の話を覚えていたというのである。
やせてもかれても、幹子夫人はたけし側の人間である。
森氏がこんな不用心な嘘をつくとはとても思えない。
反論によると、たけしは4年前から異常にカネ絡みのことを気にし始めたという。
つまり、こういうことだとボクは解釈した。
森氏は確かに当時、森氏の株式取得と、会社からの借金をたけしに報告していたが、たけし自身が経営とお金に全く関心がなかったので、記憶に残らなかったのだと。
役員報酬と従業員の高額給与についての反論
森氏は、社長の年収を1億円に引き上げたとか、20代の従業員の年収が千数百万円だとか非難されているが、全て事実無根だという。
しかし、実際はいくらだ、という数字は示さない。
役員年収の高さについては、自分がやるべき仕事をやっているという誇りもあり金額は決して高いとは思わない。
従業員の給与については、自分なりの経営理念や信念に基づいたものである。
それは、1994年のたけしのバイク事故で得た教訓が大きいという。
どういうことかというと、芸能界はいつ何が起こってもおかしくないので、従業員には払えるときに払っておきたいというもの。
これも、森氏に分があるようである。
森氏の年収についてはたけしがチェックできる立場にあるわけだし、取締役の報酬上限額は株主総会で承認されているはずだからである。
この収入問題でも、たけしが気にしているのは『軍団で食えないやつが出てるのに』っていう部分だろう。
たけし軍団全員がそこそこの暮らしをしていたら、それほど気にしていないとも思う。
事務所の赤字に関する反論
たけしがキレタのが、これだけオレが稼いで、なぜ事務所が赤字なんだということ。
この原因の一つとして、東京フィルメックスという映画祭に森氏が個人的につぎ込んだと、軍団から突き上げを食らったという。
森氏が言うには、NPO法人を作ってオフィス北野の人材を投入したのだが、その狙いは映画祭で人材を発掘できれば将来的にオフィス北野のビジネスチャンスになるという経営判断から。
また今期赤字になったが26億円の売り上げに対して500万円と額は小さいし、何よりアウトレイジの製作費を支出しているがその収入は来期とタイムラグがあることが大きく半年たてば(アウトレイジの収入で)自然と解消されるもの、としている。
う~ん、なるほどと思う。
1契約者のたけし軍団一人ひとりが、会社のお金の使い道に物申す方がおかしい。
まるで行事に文句をつける白鵬のようである。
それがいやだったらたけしは、誰か一人を事務所の取締役として入れておくべきだったのではないだろうか?
たけしと金の問題とたけし軍団の恫喝
森氏が自身の反論をする過程で、たけしの公にしなくてもよかった一面もオープンにされてしまった。
それは、最近のたけしのお金の流れ。
これまでたけし夫人と息子が代表の2法人にたけしのギャラを振り込んでいたが、昨年4月からすべてT.N.ゴンに振り込むように変更になった。
そしてオフィス北野とたけしの取り分比率も、当初3:7だったものが、2.5:7.5となり、最終的に1:9を求めてきたという。
これでは事務所の預金を切り崩さなくてはやっていけないと話し合いを提案したが、「口出しはさせない」からと軍団も同席したという。
結果的に、森氏はたけし軍団につるし上げられるような形になり、10数人に取り囲まれ、圧をかけられた。
そして「お前ら黙ってんのか!」とたけしの一言で、次のことが起こった。
- 謝罪の強要
- 軍団への株式贈与の書類への署名
- 株式贈与の贈与税も森氏が負担するとの書類への署名
たけし軍団だったら十分にあり得るかな、と思う。
フライデー襲撃事件の例もある。
これは偏見というよりも、長年メディアを通して知っているたけし軍団への視聴者としての理解、ととらえてもらえるとありがたい。
どちらにしろ、森氏にしてみたら(例えたけしが忘れていたとしても)適法に取得した株式を軍団にただで譲渡する理由はない。
それがそんな文章にサインをさせられたというのなら、十分に立件可能じゃないだろうか。
この森氏の反論で、たけし軍団が経緯をブログで公開したことは完全にマイナスになってしまったようだ。
くれぐれもこれ以上興奮して暴力沙汰で捕まらないように、と軍団には願う。
※この記事の内容には、他メディアからの知識、筆者自身の思い込みが混在しているため、元記事に忠実ではありません。興味のある方は対象雑誌を直接確認ください。
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(週刊新潮 4/12号 目次)
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・管見妄語/藤原正彦
・目次
・「秋篠宮家」に前借りを打診した「小室家」「眞子さま」危ういご結婚の内幕
・「ビートたけし」独立問題の裏の裏「森社長」の悲痛な反論5時間
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