ボクは全然このニュースに気づかなかったんだよね。
発端は週刊文春の6月15日号に掲載された「食べログ”カリスマレビュアー”うどんが主食が「高評価飲食店」から過剰接待」という告発スクープ。
タイトルから記事の内容は推測できるけど、うどんが主食さんという有名レビュアーが数百万円単位の接待を受けて、その店に高評価をつけていた、というもの。
まあ、個人のレビュアーだし、最初はなんてこと無い雑多なレビューの一つだったわけだから、飲食店の主人と仲良くなって手心を加えたレビューにするというのは良くあることのような気もする。
知り合いの飲食店に頼まれて全然有名ではないレビュアーが書いた記事というのなら現在も食べログ上に無数に存在しているのではないだろうか?
問題なのはうどんは主食さんの影響力で、最近には幾多のテレビ出演、本の出版、カップ麺メーカーとのコラボ商品発売など、すでに一般人ではない存在になってきていたことだろう。
彼のレビューへの信頼は何と言ってもそのレビュー数で、食べログだけで1800程度のレビュー(現在精査中で1300程度)があるという。
ボクは一度もレビューを見たことがないんだけど、プロフィールだけチェックしても、お店の平均単価も1000円程度から20000円以上の店まで平均しているし、レビューもそこそこ長文である。
1年で300軒に行って、食べて、レビューを書いたとしても、6年かかり、更に1軒あたり3000円使ったとしても、実費540万円をレビューの飲食に使っていることになる。
尊敬に値する仕事量である。
おそらく多くの食べログ愛好者も同じように考えたのは想像に難くない。
ただ、店との癒着以外に看過できないのは以下の点である。
- 他のレビュアーにも癒着店の高評価を強要
- 店主への罵倒やヘイト発言を記載
- はじめての店でしきりに自分が「うどんが主食」をアピールし、便宜を要求
- 特別扱いしないと、レビューで食材をニセ物と記載
これらが事実なら叩かれても当然ですね。
これまで飲食店のレビューを「する」ことで評価を上げてきたうどんは主食だが、現在Amazonでの関連商品に「された」評価は最低である。
書籍「うどんが主食 私が通うウマい店100+80」は評価1.5、マルちゃん うどんが主食 讃岐風うどんも評価1.5とほぼ最低の評価である。
メディア露出に合わせて自分の態度を切り替えられなかったツケは大きいようである。
Amazon出品者から低評価コメント削除依頼
ただ、うどんが主食問題は食べログだけの問題ではなく、口コミがあるサイトでは多かれ少なかれ存在することであろう。
例えば楽天の一部店舗では、購入後のレビューを条件に少額の値引きやおまけを要求している。
結果、購入者も面倒なので到着・使用前にレビューを書き込んでしまい、結果、数が多いだけで中身の無いレビューであふれている。
ではAmazonではどうかというと、ボクは実際に中国企業から、「今この商品は売り出し中なのでできたら評価を削除して欲しい」という連絡を受けたことがある。
商品はbluetooth イヤホンで、どこをどう操作しても全く反応しないのである。
たしかAMAZONマーケットプレイスでの購入だったので、お店に連絡しようと思ったら、表記は全てローマ字で担当者も外国人のようだったので、諦めてAmazonに返品依頼をし、商品コメントに「サポートは期待できない」旨のコメントを記載した。
そしたら、数時間後、たどたどしい日本語で次のようなメールが来たのである。
- 動かないなんてあり得ない、検査はしっかりした
- 低評価レビューを削除して欲しい
- 代わりに返品返金は行い、同商品の無料クーポンを提供する
要は、正常稼働品をプレゼントするから評価を消してください、とのことだった。
稼働しないという部部の説明には納得できなかったが、ボクの使い方が悪かったのかな?と思い何度も元商品を試したが、やはり全く反応しない。
下の二つについては(サポートのメールもちゃんと届いたので)異存が無かったので、故障品を返品して、返金処理され、メールで同商品のクーポンが送られてきた。
代わりの商品はなんの問題もなくきちんと動作しました。
所詮、口コミ評価なんてこんなもんなのかもしれないですね。
少なくとも中国企業は口コミレビューを広告媒体と考えていますので、純な心で接すると罠にはまっちゃうかもしれないですね。
Amazonで他の商品(中国企業)でも、1件コメント削除依頼があったような気がします。
でも口コミは使い方次第ではすごく便利なので、自分なりの口コミ利用法を確立しておくことは大切でしょうね。